三島由紀夫を読もうと思いつつ、先にこっちを読んでしまいました。
北川一成の「変わる価値」。
タイトルに興味を惹かれたので、よく見るとデザインの本とはわかるのですが、そこまで深く考えずに「これ読む!」と思ってジャケ(?)買い。
実家の印刷会社を継いだ方で、デザイナーの方の本でした。
チョコレート展とか、21_21 Design Sightとかでも活動なさっていた方で、丁度見に行けてなく、作品を拝見する事がなかった方でした。
でも、かなり影響を受けました。
話もくだけていて面白い。
これを読んで思ったのは、この人は司馬遼太郎の描く「太閤記」での秀吉。
そんなキャラクターを思い描きました。
大事にしていること
・直感。論理づけるのがセオリーと言われているけれど、直感が大事。
・「センスと技術と翻訳能力」
技術も、感性も大事で、またクライアントの意向をウマく咀嚼することが欠かせない。
・「分かりやすい」と「わかる」は違う。分かりやすいデザインじゃなく、分かるデザイン。
でも、分かると飽きるは紙一重。みんな分かった途端に、忘れてしまう。分かるとは何かと言うと、ちゃんと腑に落ちて、さらに興味を惹くかどうか、ということ。そういう「分かる」を目指す。
・芸術は分からない事がほとんど。でも、トリエンナーレとかの祭典に足を運び、これは何を言いたいのだろうかと、アンテナを張り続ける事が大事。
・「感性」って言葉は英語ではない。
「Kansei Engineering」日本語そのままだそうな。
Senseでは表しきれない感性を、大事にしていきたいと、私も感じる。
要約して自分のインパクトに残ったところはそんな感じでした。
愛嬌があり、デザインと印刷で闘う、現代の秀吉。
ちょっとした会話で、変わらなきゃなあと思う事がよくある。
でもそれは「分かった」ということで、「出来る」はその先なんだなあ。
本とは大分違う意味の「変わる価値」だけれど。
デザインは特に、考え方が変わると、大分違うと思います。
「変わる価値」は、すぐ間近にあります。
ラベル:北川一成



