
『未来を写した子どもたち』を見てきました。シネスイッチ銀座には、子どもたちの写真も展示されていました。
今日は一人地元を撮影。
天気がよかったので、夕日まで撮っていました。
いつも廻っている道なのに、こんなところあったんだ!というスポットが。やっぱり、写真って特別な場所に行けばいいってもんじゃないよなあ、と思いながら撮影。
しかしもっと他のところにも出歩きたい…。
夕日が落ちた後、そのまま一人銀座へ。
観たかった『未来を写した子どもたち』を観る。
原題:BORN INTO BROTHELS
http://www.mirai-kodomo.net/
素敵過ぎ。
ひと言でこの作品を表現する言葉がとても見つからない。
インドのカルカッタにある売春窟で育った子どもたちが写真を学んでいく姿を捉えた話であり、その売春窟の現状を伝えるドキュメンタリーであり、子どもたちに写真を教える写真家ザナ・ブリスキのドキュメンタリーでもある。
始めはザナが売春窟に興味を持ち撮影にいったのだけれど、子どもたちに魅了され、子どもに写真を教え始める。子どもたちは写真の面白さに魅了され、学び始める。
そのうち才能を認められる子どもが出て来たり、子どもたちの作品で展覧会を開いたり。
その間、ザナは奮闘し続ける。
子どもたちに希望を与えるために、学校に通わせるための手続きをしたり(その道のりがまた長い!)、パスポートを取得するのも一苦労。
親の考え方も偏ったものだったり、普通に犯罪で生計を立てている。
驚くのは、子どもたちが純粋ながらも、小さいながらも、ちゃんと考えていること。
「大きくなるにつれ、親が年をとっていくことが分かる。じきに自分も妹を食べさせていかなければならない。」とか。それは、売春をしないといけないということ。
売春をしてきた家系は、普通に子どもにも売春をすすめたり。
ザナ・ブリスキ(写真家でもあり、子どもたちの先生)が、また素敵すぎる。
こんな女性になりたいと思わずにはいられない。
芯があって、いいと思うものを貫き続ける女性。行動に移しきる力強さ。
この映画は、今日のタイトルには「写真の力」と書いたけれど、ザナ・ブリスキの力。それにつきると思う。
写真家なのに、もう2年自分の写真を撮っていない。一日18時間も子どもたちのために奮闘し続ける。子どもを学校に通わせるために、これを映像に収めるために、映像監督に話を持ちかけたり、共同で映像会社まで立ち上げたり、非営利組織「KIDS WITH CAMERAS」まで設立。共同の監督とはいえ、これが初映像作品とは!と思うくらい。
あと、子どもたちの写真を撮る時の楽しそうな顔が印象的。
ああ、写真のおもしろさってこれだよなあと、感じずにはいられない。
いい写真とはとか、頭でっかちに考えすぎたりするのもいいけれど、それも含め、私が写真に魅了されたのは、「楽しい」ということにつきる。
その純粋な心を忘れないようにしようと思いながら観ていました。
最後には、子どもたちの現状が記される。
学校に通い続ける子もいれば、自ら学校をやめてしまって、売春窟に居続ける子どもも。
それがまたまざまざと“リアル”を感じるのだけれど、いままではそれを選ぶ権利もなかったのだから、それを与えられたことだけでも意味がある。
この映画の金額の一部は、彼女たちの活動の支援になります。
彼女のこの一連の活動が、すべて子どもたちを支える活動の一環だということにも感服する。
彼女に勇気を与えられました。
こんないい映画に、週末なのにぽつぽつしか人が入っていないことがかなり残念。
ハリウッド映画もいいけど!「24」みるのもいいけど!
こういう映画をぜひ観てほしいと思いました。
お時間のある方はぜひ。
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