
丸ビルに講演を聞きにいった時の一枚。丸ビルからの夜景です。
今日は本のご紹介。
先日友人に紹介されて読んでみました。
新書なのでさらっと読めます。
というか面白い本なので、勢いよく読んでしまいました。
最近低迷していた読書欲も、こういう本にあたると、またむくむくと芽生えるんですねえ。
村上隆さんや奈良美智さんを世界に売り出したギャラリストが書いた本です。
今の日本の芸術のあり方、日本の現状についてのところとか、ギャラリストの目線が凄く面白い。
あと、今まで村上隆さんのアートと接する機会がなかったのですが、どういう考えであのオタク文化を表したような作品にしたのかが面白かった。同じ作品の見方でも、アーティストの考え方一つでこうも自分の目線が変わってしまうのかと思うと、若干自分の目線に残念感をぬぐえないけれど、やっぱり評価されてきた人には、それだけの理由があるものだと思いました。
というか、そういう批評に自分がはからずとも左右されていたのならもっと残念なことですが、おもしろおかしく書くだけの日本の現状は、やっぱり寂しい。
ちゃんとした批評文化は日本に根ざしてないのに、そういう噂のようなものは世間に広まりやすい。
そういうものに需要があると思っているのかしら。みんな、ちゃんとしたことを知りたいと思う気持ちがあるんだとおもうんだけど。
今度しっかり作品をみてみよう。
驚いたのは、世界でも美術館に足を運ぶ回数が多いのは日本なんだそうな。
なのに日本は芸術に対して閉鎖的。
海外の話を聞くと、美術が経済に及ぼす影響力が、こんなにもあるものなのかと実感できます。
作り手の目線も面白いですが、そういう作り手をどう育てていくか、どう経済に組み込んでいくかを考えるギャラリストの目線は、冷静に世間を見、かつ経済に浸食されない心を感じました。



