
今日行った美容室に住み着いてしまっているらしい野ネコ。ここに泊まる事もあるし、出て行く事もある、自由ネコ。でも飼っているようなものらしい。
お店の内装も素敵な空間。
でも・・・惜しい!
今日は展覧会にいこうと思ったが、時間を作れず急遽美容室に行く事に。
いつもお願いしているお姉さんがおらず、私も旅行前に整えていきたかったので、しょうがなくいつもとは違う地元の美容室に。
いつも切ってもらっているところは、会社の近く(徒歩5分)で、表参道にあるのに、カット2900円と激安。
カラーをしても8000円でおつりがくる。
その上、夜10時過ぎてもやっているから、仕事上がりがいつも夜中になる私は、ちょっと早めの9時くらいからでも予約をお願いできて、とてもありがたい存在。
普通表参道の相場はだいたいカット6,000円以上。
そこの安さは普通なら、大丈夫?と思えてしまう。
でもそこには理由がちゃんとあって、一応一つの会社として運営されてはいるが、美容師一人一人がフリーで活動している人達で、他の仕事で埋まった以外の日にちにそのお店に入る、という、いついるか分からないというスタンスをとっている。
また、みんながフリーのため、アシスタントがおらず、シャンプーから何からを一人で担当。お客の私としてはありがたいが、時間的には普通より時間がかかるため、お値段安めに設定してあるという仕組み。
安いは安いでも、なんで安いのかがはっきりしていると、それは逆に顧客満足に繋がる。そのシステムが素敵だなと思い、通うようになった。
また、いつもカットしてもらっているお姉さんが、親しみやすくて素敵。
お話大好きだし、優柔不断な私が髪型に悩んでいっても、マユゲならこれならかわいいかも!といって率先して提案してくれる。
(たまに話が盛り上がりすぎる事もあるけれど)
お手入れ方法のアドバイスや、普段のシャンプーまでいつも購入の手配をしてもらっていたり、たまにメールのやり取りをしたり、私が写真展をした時にも、そのときはそんなに通っていた訳ではないのにわざわざ見に来てくれた。
今の髪型も、私がイメチェンしたいと言った時に、そのお姉さんがカットしてくれて出来たもの。
それまでは自分の髪型が決まらずショートにしたり、ロングにしたり、パーマかけてみたりしていたのに、ここ2年はこの髪型に定まるようになった、自分では結構気に入っていたりします。
初めて行ったときも、自分の髪へのコンプレックスも明るく受け止めてくれた。
いつもそこに行くと、気分よくカットできている気がします。
美容院が面倒くさくて、その上あの空間がなんだか苦手で、学生時代はロングだったこともあり、6ヶ月くらい普通に放っておいた無精者の私が、スタイルを保つために、安さもあって1ヶ月単位で通うようになった。
とにかく、気持ちいいと思える場所です。
最近それが普通に感じていたのかも。
今日急遽行ったところは、地元の中でも、なかなかオシャレな木造の内装で、たくさんの人が入れるよりは、一人一人を大事にしてくれそうで、また日曜の遅い時間でもやってくれるという事なので、入る事にしたのでした。
でも、いつもと何かが違う。
初めてって言うのもあって、前髪の指示の仕方とか、後ろ髪のイメージとか、伝えると言ってもいつも「あーんな感じ(もう少し詳しく言うと、LEONのマチルダ!)」で終わっていた私には、その髪型を伝えるのに一苦労。
そして受け取る美容師さんも一苦労。
パッツン前髪ってほどパッツンではないから、それを詳しく言うと散切り前髪になり、そこまでやると前髪短いし猿みたいになるからあんまりよくない、というと、「こんな感じですか?あんな感じですか?」と聞いてカットしてくれる。
でもやっぱりイメージと違う。
横髪が痛んでいるので気になり「痛んでいるので切りたいんですけど、残しておいた方がいいですか?」と聞くと、私は切りたい気持ちでいっぱいだったので切りたいと言えば良かったんだけど「このままの方が私はいいと思います〜」という言葉が返ってくる。
提案してほしい時に提案してくれなくて、提案してというと、かゆいところに手が届かない感じ。
とにかくそりがあわない。
「あ〜Kさ〜ん(いつものお姉さん)!」という気持ちになりました。
結局気分よくカット出来ず、不完全燃焼で終わりました。
最終的なカットは普通におさめてもらえたし、いつもカットしてもらえるKさんがべっらぼうにウマい!ここじゃないとだめ!というかというと、そうでもない。もちろん、自分の頭に合わせてうまく切ってくれますけれどね。
でも、そこで過ごす数時間のやり取りで、こんなにも気持ちが変わるものなのかと、接客の大事さに驚きました。
素敵なところだったから、また行ければいきたかったけど、残念な結果に。
ペンタックスの相談センターで、壊れた愛用カメラが修理代14000円かかりそうなところを、なんとかただで直してくれたお兄さん。
惚れた。
会社の近くのレストランで、大画面でサッカーを見ながら食事をしようと入った時、音声が壊れていて、サッカーを見ている人は私たちだけだったのに必至に修理してくれて、途中から聞こえるようにしてくれた接客の良さ。
チーフみたいな人が、後ろでアルバイトのウエイターに「サッカーをみているんだから、前を通るな」と密かに指示をしてくれていた。
帰りに突然の豪雨に見舞われて、傘が無くて困っていたら「よかったらお使いください。」と傘を2本いただいた。
そのチーフにも惚れた。
食事がおいしいとか、おいしくないとか、雰囲気作りも含め、そういう質を追求する事も大事だけど、それ以前に、そんなちょっとした細やかな気くばりが、また来たいなと思わせる。
そんな細やかな気くばりに、私はこのところ惚れてばかり。
私はそんな気配りができないし。
質も大事だけれど、素敵だったなと思わせる空間がとても大事なんだなあ、と思った。
うちの会社も、コミュニケーションの達人(人を動かすディレクター)ばかりだから、細やかさは抜群。いつもかゆいところを掻いてくれます。
ほんのちーょっとした事が、大事だったりする。
私は掻いてもらってばかりで、たぶん今日のお姉さんと同じような感じだから、細やかさ、もっと研究して大事にしなきゃな〜と実感したのでした。